我慢が必要…?

 あなたの外食の頻度はどのくらいですか?「外食」と言っても月1回外食をする場合と、毎日外食をする場合とではお店選びも変わってくると思います。今回は日頃から外食や社員食堂などを利用する方向けの満足感を重視したメニューの選び方のコツについて取り上げます。

 旅行に行った時、たまに外食をした時は健康のことはちょっと置いておいて「気にせず食べる」でも良いと思います。気を付けるべきなのは「日常」の食事。しかし、毎日のことだからこそ、我慢が必要なことは続きません。食事において健康を意識する事はもちろん重要ですが、日常の中の楽しみでもあるので「我慢をしない」ことが大切です。かと言って好き放題何も気にせず食べるのではなく、辛くないちょっとしたコツを取り入れて「我慢などせず美味しく食べていたけど実は減塩になっていた」という状況を目指すのが理想的です。病気になってしまってからは別ですが、健康なうちは長く「続ける」為に我慢しないで出来る方法を工夫しながら見つけましょう。

社員食堂(アラカルトメニュー)で食塩を無理なく抑えるコツ

 アラカルトメニューは選択肢が多い分、迷いやすいと思います。我慢せず、美味しく満足のできる一食にするちょっとしたコツをまとめてみました。社員食堂を普段から利用する方はぜひ参考にしてみてください。

主食:白飯はおかずを選ばず食塩ゼロ。迷ったら白飯、選択肢があれば麦飯や雑穀ご飯を選ぶのがオススメです。炊き込みご飯や稲荷寿司などの味付きご飯やパン、麺類などは食塩が入っているので、そういうものを主食に選ぶ時には、食塩の多いおかずは控えめにして調整しましょう。

汁物:汁物は食塩を多く摂りやすいので、主食や主菜の食塩が多い時には控えると食塩が収まりやすい。具が少ないものよりは、具が多い豚汁やけんちん汁などを選んだ方が栄養的にはオススメです。

主菜:丼ものやカレーなど、白飯とセットになっているものは普通のおかずより食塩が多い場合が多いので、そういう時には汁物や漬物などを控えめに、食塩の少ない副菜を組み合わせるのがオススメ。とんかつ・コロッケや刺身など、後から自分で調味料をかけるものは、直接「かける」よりも皿の一部や小皿に出して「つけて」食べる方が若干食塩量を減らすことが出来ます。逆に、天ぷらの粗塩など粒状の調味料は「つける」よりも手でパラパラと「かける」方が満遍なく付けられて、美味しく食塩を減らせるので実践してみて下さい。

副菜:食塩量の肝になるのが副菜。食塩の少ないもの同士を合わせるとボリュームが出しやすいですが、食塩の多いものもサラダにかけてドレッシング代わりにして食べるなど工夫次第で食塩を抑えることも可能です。今回、動画内で実際に、

・食塩の多いものとの上手な組み合わせ方

・食塩の少ないもの同士を組み合わせるとこんなにボリュームを出せる!

というのをご紹介しています。ぜひ、ご覧いただき普段の生活に活かして頂けると嬉しいです。

日常的に使う飲食店の選び方

 メニュー毎の食塩相当量が表示されているお店があれば適塩メニューを選びやすいですが、そういうお店ばかりではありません。茨城県では「いばらき美味しおスタイル指定店」という、献立一食分の食塩相当量が3.0g以下のメニューが選べるお店を認定しています。また減塩のほか、健康づくりにより積極的に取り組んでいる飲食店等を「いばらき美味しおスタイル プラチナ指定店」、減塩調味料を選べるなど減塩の取組を宣言している飲食店等を「いばらき美味しおスタイル パートナー店」と認定しています。日常的に外食を利用する方はぜひ、活用してみてはいかがでしょうか?

カフェテリアひばり

 今回の動画撮影にご協力いただいたのは茨城県庁2階にある「カフェテリアひばり」。1日800食ほどのランチを提供する食堂で、日替わりの定食のほか、麺類やカレー、自由に組み合わせ出来るアラカルト等、県産品を多く使用したメニューの種類は約80種類もあるとのこと。日によって常陸牛を提供する事もあるそう!

毎日、様々なメニューを日替わりで味わうことができ、県庁職員だけでなく、一般の方も気軽にご利用いただける場所になっています。  毎月20日は「いばらき美味しおDay」に合わせて「美味しお!ランチ」という適塩メニューの定食が提供されていますが、11月からは毎日、ひばりイチオシの「適塩メニュー」を選択できるようになりました。当日のアラカルトからピンク色のプライスカードのものを選ぶだけで、美味しく満足感のある適塩メニューを組み合わせることが出来ます。ぜひカフェテリアひばりにも足を運んでみて下さい。



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